STD(性感染症)
STD(性感染症)
📋 患者さんに伝える「性感染症」の基本
性感染症(STI)は、特別な人だけがかかる病気ではなく、性的な経験がある人なら誰でもかかる可能性がある身近な病気です。
最大の特徴は、「感染しても症状が出ない(無症状)ことが多い」という点です。症状がなくても、パートナーにうつしてしまったり、放置すると将来の不妊症や重症化につながったりすることがあります。そのため、「早期発見・早期治療」が何よりも大切です。
🦠 代表的な性感染症と「症状・治療法」
性感染症は、原因となる病原体(細菌やウイルスなど)によって治療法が異なります。
| 病名 | 主な症状(男女別) | 主な治療法 |
| 性器クラミジア感染症 ※日本で最も多い |
【男性】 排尿時の軽い痛み、尿道からのサラサラした膿や痒み 【女性】 約8割が無症状。おりものの増加、軽微な下腹部痛 【共通】 喉への感染(オーラルセックスによる)では喉の痛み |
抗菌薬(飲み薬) マクロライド系やニューキノロン系などの抗生物質を服用します。 |
| 淋菌感染症(淋病) | 【男性】 排尿時に激しい激痛、尿道からドロっとした黄色の濃い膿 【女性】 症状が軽いか、出ないことが多い。おりものの増加、不正出血 【共通】 喉への感染(のどの痛みや違和感) |
抗菌薬(注射・点滴) 耐性菌が多いため、現在は主に1回の点滴や注射による治療が行われます。 |
| 梅毒(ばいどく) ※近年、感染者が急増中 |
【第1期:初期】 性器や口などに痛みのないしこりやただれ(数週間で消える) 【第2期:数ヶ月後】 全身(手のひらや足の裏など)に赤いバラのような発疹(バラ疹)、発熱、リンパ節の腫れ |
抗菌薬(飲み薬または注射) ペニシリン系の抗菌薬を適切な期間、正しく使用します。 |
| 性器ヘルペスウイルス感染症 | 【共通】 性器や周辺に痛みを伴う小さな水ぶくれ(水疱)や潰瘍。初めての発症時は、激しい痛みや高熱を伴うことがある。 ※ウイルスは体内に残り、疲れなどで再発しやすい。 |
抗ウイルス薬(飲み薬・塗り薬) ウイルスの増殖を抑え、治癒を早める薬を使います(根本的なウイルス除去はできません)。 |
| 尖圭(せんけい)コンジローマ | 【共通】 性器や肛門のまわりに、カリフラワー状やニワトリのトサカのような「いぼ」ができる(痛みや痒みは少ない)。 | 外用薬(塗り薬)または外科的治療 イボを消失させる塗り薬や、電気焼灼・液体窒素による冷凍凝固などで除去します。 |
| HIV感染症 / エイズ | 【初期】 感染後数週間で、インフルエンザに似た発熱やのどの痛み、だるさ(自然に軽快)。その後、数年〜十数年の無症状期を経て免疫が低下し、エイズを発症。 | 抗HIV薬(飲み薬) 現在は優れた治療薬(抗レトロウイルス薬)があり、毎日規則正しく服用することで、ウイルスの増殖を抑え、発症を防いで日常生活を送ることができます。 |
性感染症の「検査方法」
検査は、「疑わしい部位の粘膜や分泌物を採る検査」と「血液検査」に大きく分かれます。
💡 患者さんに必ず伝えるべき「3つのポイント」
| 初診料
2,200円(税込) |
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|---|---|
| 検査料 | 梅毒検査 2,200円(税込) クラミジア・淋菌 5,500円(税込) HIV抗体検査 2,750円(税込) HBV抗体検査 2,750円(税込) HCV抗体検査 1,650円(税込) |
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