2026年10月23日
大腸がんと腸内細菌の間には非常に深い関係があり、特定の細菌が持つ毒素や口腔内から流入する菌が発がんを直接促していることが最新の研究で明らかになっています。
これまで大腸がんの主な原因は食生活の欧米化などと考えられてきましたが、近年の全ゲノム解析技術の進歩により、腸内細菌がDNAを傷つけた「痕跡(変異シグネチャー)」が直接捉えられるようになりました。
特に注目されている主な関係性は、コリバクチンが最近指摘されています。
一部の腸内大腸菌が産生する強力な毒素「コリバクチン」は、宿主のDNAの二重鎖を切断して遺伝子に突然変異を引き起こします。これが細胞の癌化を誘発する一因となっており、日本人の大腸がんの約5割、40歳未満の若年性大腸がんの約7割にその痕跡が確認されています。

